借金地獄

 

借金地獄の末に会社のお金を横領、着服して行方不明になり、家庭も崩壊・・・

という何かのドラマのような現実を目の当たりにしてしまいました。

マルコ自身も警察の【取調べ室】に初めて入るという、

どちらかというと良くない体験のお話です。


 

マルコが、前職でパソコン教室のインストラクターをしていたのは

マルコのプロフィールでもお話していますが、

実はインストラクターになる前に約3年間、住宅リフォーム会社の事務員をしていました。

 

その会社は、超が付くほどのブラック企業でした。

全国に支店がありましたが、毎日のように本社の社長から

売り上げの低い支店を罵倒するメールやチャットが全支店に配信されてきました。

 

 

支店内には防犯カメラが設置され(ショールームではなく社員ルームにです)、

昼間に営業社員が支店に居ようものならすかさず電話が掛かって来て、

『営業もせずになに休んでいるんだ!給料泥棒!』と怒鳴られました。

 

 

売り上げがゼロの日は夜の10時だろうが11時だろうが

『ピンポン(訪問営業のことです)に行ってこい!契約取るまで帰ってくるな!』

と無茶を言われていました。
(そんな時間に一般家庭を訪問したら警察呼ばれます)

 

もちろん残業代なんて出ません。

一応、残業申請システムというのは存在していましたが、

本当に申請すると全支店に罵倒メールが配信され、承認された試しが無いという・・・・

事務員の私から見てもかわいそうな職場でした。

 

まぁ、事務員席にもばっちり監視カメラが設置されていましたが。

 

 

そんな営業社員の中に、Tさんという1人の中年のおじさんがいました。

小太りでお人よしで、現場に出るときにはいつも長靴を履いて行くのですが、

その姿が可愛らしくて皆から愛されていました。

軽い『いじられキャラ』といった感じの人でした。

 

Tさんはいつも、ちょっとお金に困っている様子でした。

消費者金融っぽいところから、電話が頻繁にかかってきました。

そういうところは会社名を出さずに個人名で電話を掛けてくるのですが、

知り合いにしては事務的過ぎる話しぶりと、

Tさんに伝えてもなかなか電話に出たがらないので、慣れてくるとすぐに分かるのです。

 

奥さんが入院したけれど病院代が払えない、と困っていたこともありました。

 

泥棒に入られてお金を盗まれたから給料の前借りをしたいと支店長に相談したりしていました。
(泥棒の話はおそらく嘘だと思います)

 

お小遣いが無いからとお昼ご飯はほとんど食べていませんでした。

 

20近くも年の離れた若い奥さんと、3歳のかわいい娘さんと暮らしていました。

1,2度、事務所に娘さんを連れて来たことがありました。

 

 

そんなTさんが、2年後には支店長になることになりました。

そもそも超ブラック企業で社員の入れ替わりが激しく、

2年も在籍していればベテランでしたし、

前任の支店長がある日突然解雇になったための急な人事でした。

 

Tさんはちょっと頼りないところがありましたが

気の優しい所や偉ぶらない所が他の社員からも既存のお客さんにも好かれていました。

 

 

私が居た支店は、いつも売り上げが悪く、怒られてばかりだったのですが

Tさんが支店長になってから、どんどん売り上げが上がるようになりました。

 

毎朝、私が出勤すると事務デスクに記入済みの契約書が置かれていて、

それを会社の管理システムに入力するのが嬉しかったものです。

 

Tさんの人柄が愛されて、契約に繋がっているのだなぁと思いました。

 

営業職は固定給+歩合給がつくので、

契約がたくさん取れれば普通のサラリーマンよりもずっと沢山のお給料をもらえます。

Tさんもお金に困った様子は無くなり、支店の皆にご飯をおごってくれたりするようになりました。

新しい物件が次々と着工し、私たちの支店がランキングの上位に表示され、支店の中も明るい空気で一杯でした。

 

 

・・・ところが、工事完了後の完工金がなかなか払ってもらえない物件が出るようになりました。

たまにお客さんの事情で延びることは確かにあるのですが、その頃は4~5物件が立て続けにそのような状態になりました。

ちょっと異常な状態でした。

 

 

本社からもどうなっているのか、と問い合わせが来るようになったので、Tさんに尋ねると、

『今日こそもらってくる』

『〇〇日には払ってくれると約束を取り付けた』

『今日の約束だったが先方に急な不幸があって〇〇日に延期になった』

などと言うのですが本当に集金出来たことはありませんでした。

 

 

だんだんと支店内の空気が変わっていく感じがしました。

 

 

お客様に確認の電話をいれても良いですかと聞くと、

それは相手方が気を悪くするからやめて欲しい、と言われました。

社長からは、散々、【何か隠してるんじゃないだろうな!!】と怒鳴られました。

【ありません】と答えるものの、何が何だか私にもさっぱり解りませんでした。

 

 

いよいよ、本社から法務部の偉い人達がやって来て調査を始めました。

遂に、事実が明らかになりました。

 

家屋1軒をフルリフォームする、総額1500万円以上の物件があったのですが、

Tさんはその中間金を会社に内緒で現金で集金し、
(通常、大きなお金は特別な事情が無い限り現金で頂く事は無く、お客さんから会社の口座に振り込んでもらいます)

他の工事の契約金や着工金に流用していたのです。

流用先の工事では、お客さんに

『宣伝の為、工事代金はサービスします』とか

『半額は会社で持ちます』などと言っていたようです。

 

契約書は自分で筆跡を変えて書いたり、奥さんに書かせたりしていました。

印鑑はダイソーなどで購入していたようです。

 

 

お客さんはタダ、もしくは半額でやってもらえると思って喜んでおり、

支店内では、沢山の契約が取れたと喜んでいたわけです。

 

 

その会社では、ある程度大きな工事の代金は、契約金・着工金・中間金・完工金に分けて入金頂くのが普通で、
実際に工事が始まり、着工金が振り込まれた時点で社員の歩合給が発生する仕組みでした。

なので、着工金を入金する必要があったのです。

そのお金を、本物の(架空でない)大型物件から流用したのです。

 

 

しかし、そんなやり方でいつまでもごまかせる訳がなく、

完工しても払えるお金が無くなり、

サービスでと言っているのでお客さんに払ってもらう訳にもいかず、

本社からは問い詰められ、

下請けの業者さんからは早く支払いをと責め立てられ、

とうとうどうにもならなくなったのでした。

 

当初は、会社としては刑事告訴せず、 Tさんを本社に一番近い支店に異動させて寮に住まわせ、

被害金をお給料から天引きするという方針でしたが、

いざ異動というその日に行方をくらまし、結局、刑事告訴されました。

 

 

おかげで、事務員の私も警察の取り調べ室に入る羽目になりました(>_<)

内緒で集金をした際に、領収書の係員欄に私のシャチハタ印が押されていたからです。

鍵のかからない引き出しに無防備にシャチハタを保管していた事は注意されましたが、

私は何も知らなかったという事でおとがめ無しで済みました(^^;)

 

 

警察署の狭くて薄暗い廊下の片側にずらっと小さな小部屋が沢山並んでいて、

その一つ一つが取調べ室になっていました。

部屋の中は刑事ドラマで見る取調べ室とそっくりで、

なんだかセットの中にいるような気持ちになったのを覚えています。

 

刑事さんはヨレヨレのジーパンに長袖のTシャツ姿、おそらく20代でかなり太っており、

ちょっとドラマの刑事さんのイメージとは違う感じでした。

 

 

また、会社専用の領収書は、通し番号で管理されているので、

勝手に使うとばれてしまうのですが、

Tさんは、よく似た市販の領収書を使っていたのでした。

社判を保管していた金庫のカギは、事務員の私と支店長のTさんだけが持っていました。

 

 

 

不正が明らかになった時点で

架空の契約だった工事は途中で全てストップし、

 

半額あるいはタダでリフォームしてもらえる、と思っていたお客さんと、

本社の法務部の人との交渉が始まりました。

事情をお話して、お金を払って頂けるなら工事続行、払って頂けないなら工事打ち切りとの事。

 

 

下請け業者さんを集めての説明会も開かれました。

工事代金の入らない工事については、下請けさんへの支払いも出来ないとの事。

 

 

支店には、怒ったお客さん、怒った業者さん、

Tさんの借金取りからの電話が一日中鳴り響き、

事務員の私はその対応に追われました。

 

お客さんと業者さんの一部は裁判にもつれ込みました。

 

 

Tさんの行方はさっぱりわからず、連絡も取れず、

法務部の人たちはTさんの奥さんの所へ行きました。

 

 

年の離れた奥さんも架空の契約書にサインするなど協力していたので、

会社から被害金の返済を求められ、風俗嬢になりました。

 娘さんは3歳でした。

 

 

本社の偉い人は、『あんな奴はホームレスになるしかない』と憤慨していました。

 

 

それから約1年経って、ようやくほとんどの物件の調査と調停が終わり、

恐い電話もかかってこなくなったところで、私はその会社をやめて、

パソコン教室のインストラクターに転職しました。

 

 

転職してから約3年経った頃、警察から広島県でTさんが捕まったと連絡がありました。

 

Tさんは、出会った当初からいつもお金に困っていましたが、

以前はパチンコ店の店長をしていて、それなりのお給料をもらっていたそうです。

それから独立起業をしたのですが(外車の並行輸入と言っていました)、

失敗して借金を背負ったのが全ての始まりだったのです。

 

 

お金の為に『戸籍貸し(日本に住みたい外国人と、戸籍上だけの結婚をする)』などもしていたようです。

風俗嬢になった奥さんは、いわゆる『内縁の妻』でした。

 

 

 

ずっとお金に困った生活をしていた中で、

突然支店長になっていろいろな権限を持った事で、

不正行為へと気持ちが向かってしまったのでしょう。

 

 

起業に失敗した後の転職先が超の付くほどのブラック企業で、

売り上げの事で何度も何度も罵倒されたという事も、

気の弱いTさんを追いつめたのかもしれません。

 

 

とはいえ、手に職も無く、実績も無く、若くもない人間を

中途採用してくれるところって、そんな職場が多いのだと思います。

 

 

すべての始まりは、大した知識も資金も無く、戦略も無く、

大きなお金を借りて無理な起業をしたことだと思います。

 

今思うのは、リスクの高いリアルでの起業なんかより、

ネットでビジネスをやれば良かったんじゃないかなぁ?という事。

 

そうすれば、

失敗したって借金地獄の末に逮捕なんてことにはならなかったはずです。

 

 

もしくは、ブラック企業で追いつめられる前に、

さっさと退職するか副業でネットビジネスをやっていれば良かったのに、という事。

 

 

当時は私も、勤めに出てお給料を頂くのが当たり前と思っていましたから、

そんな発想はありませんでしたが。

 

 

【なんとかなる、なんとかなる、、】って

楽な方へ逃げ続けているうちに、どうにもならなくなったんですね。

 

【どうにかなるさ】って、楽天的な言葉を使って明るく生きるのは良い事だと思いますが、

 

【どうにかなるさ】って言うだけで、プラスの行動を何も起こさなかったら

いつか必ず、どうにもならなくなるんですね。

 

 

人生の流れを良い方向に変えたいと思ったら、

【なんとかなる・・・】じゃなくて、何かプラスの行動を、

出来るだけ早く起こす事が大切なのだと思いました。

それができなくて、【なんとかなる】ことはないんです。

 

お人よしの、優しい人だったのに。

あれから数年経ちますが、今頃どうしているのでしょう。

奥さんや娘さんも。

今でも時々思い出します。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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